ムカデが家に出る季節はいつ?春から始める侵入対策
ムカデが家の中に出始めるのは、4月から6月にかけてがピーク。気温が上がり始める春先から動きが活発になり、秋口まで侵入のリスクが続く。つまり、対策を始めるなら今の時期がベストだ。
毎年「また出た…」を繰り返しているなら、ムカデが本格的に動き出す前に手を打っておきたい。
ムカデが活発になるのは4月から
ムカデは気温15℃を超えると活動を始める。4月に入ると夜間の気温も上がり、エサとなる昆虫も増えてくる。ムカデにとっては「狩りの季節」の到来だ。
特に注意が必要なのは5月から6月。この時期はムカデの産卵期にあたり、エサと湿気を求めて積極的に移動する。床下や壁の隙間から室内に入り込むケースが一気に増える。
秋になると活動は鈍るが、10月頃まで侵入の報告はある。暖かい室内を求めて入ってくるパターンだ。
つまり、春から秋まで約半年間は警戒が必要ということになる。逆に言えば、4月のうちに対策を済ませておけば、そのシーズンをかなり楽に過ごせる。
侵入されやすい家の特徴
ムカデは「湿気」と「隙間」がある家に集まる。どちらか一方でもあれば、侵入リスクは跳ね上がる。
- 床下の換気が不十分で湿気がこもっている
- 基礎と土台の間にわずかな隙間がある
- 玄関ドアや窓サッシの下に隙間がある
- 排水口にトラップ(水封)がない、または乾いている
- 外壁にひび割れや配管の貫通部がある
- 家の周囲に落ち葉や植木鉢が多い
ムカデの体は薄く、わずか数ミリの隙間でも通り抜ける。「こんな隙間から?」と驚くような場所から入ってくるのが厄介なところだ。
また、家の周囲の環境も大きい。庭に落ち葉が積もっていたり、植木鉢を地面に直置きしていたりすると、その下がムカデの住処になる。家の中に入ってくるムカデは、もともとすぐ近くに潜んでいたケースがほとんどだ。
春のうちにやっておく侵入対策
ムカデ対策は「入らせない」が基本。駆除よりも予防に力を入れたほうが、結果的に被害は減る。
まず取り組みたいのが隙間の封鎖だ。
- 玄関ドアや窓サッシの下に隙間テープを貼る
- エアコンの配管カバーの隙間をパテで埋める
- 排水口のトラップが機能しているか確認する
- 基礎の換気口に目の細かい金属メッシュを取り付ける
次に、家の周囲の環境整備。
- 落ち葉や枯れ草をこまめに片付ける
- 植木鉢はスタンドに載せて地面から離す
- 外壁沿いに物を積まない
- 床下の通気を確保する(換気口をふさがない)
これらは地味な作業だが、効果は大きい。ムカデが「住みにくい」と感じる環境を作ることが、最も確実な予防策になる。
床下の湿気対策については、防湿シートの設置や換気扇の増設といった方法もある。築年数が経っている家ほど、床下環境の見直しは重要だ。
市販品でできること・できないこと
ホームセンターにはムカデ用の忌避剤や殺虫剤が並んでいる。手軽に手に入るのは心強いが、できることとできないことは分けて考えたい。
市販品で対応できること。
- 家の外周に粒剤タイプの忌避剤を撒いて侵入を減らす
- 室内で見つけた個体を殺虫スプレーで駆除する
- 玄関周りに置き型の忌避剤を設置する
市販品では難しいこと。
- 床下全体への薬剤処理
- 建物の構造的な隙間の特定と封鎖
- 家の周囲に大量発生している場合の根本的な対処
- 効果が持続する本格的な防除処理
市販の忌避剤は雨で流れると効果がなくなる。定期的に撒き直す手間がかかるし、それでも完全には防げない。「毎年何匹も出る」「寝室に出て眠れない」というレベルなら、建物の構造に合わせた本格的な対策を検討する段階だ。
コクエイ消毒は1975年の創業から50年以上、害虫防除に取り組んできた。長年の経験をもとに、建物の構造や周辺環境を見たうえで、その家に合った侵入対策を提案している。対応エリアは大分県・福岡県・熊本県・佐賀県。
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