「シロアリかもしれない」
「天井裏で音がする」
「ネズミの痕跡を見つけた」

そんな不安を抱えてスマホで業者を探し始めると、ほとんどの会社が“無料点検”を掲げています。実際、点検費用は無料の会社もあれば有料の会社もあり、そのこと自体に良し悪しはありません。
重要なのは、点検という行為が「現在の状況を正確に判断するための専門作業」であり、その質によって見積もりの妥当性や施工内容が大きく変わるという点です。

しかし現実には、無料点検という仕組みを悪用し、必要以上の不安を煽ったり、相場とかけ離れた高額工事を提示したりする業者も存在します。大分県内でも、実際にお客様が他社の見積書を持って来られた際、内容を確認すると本来不要な高額工事が含まれていたという事例がありました。

この記事では、業者を普通に探している方が“知っておくと安心できる基礎知識”として、無料点検の仕組み、誤解されがちなポイント、そして信頼できる業者の見極め方を専門的な視点で丁寧に解説します。

さらに、創業50年以上、大分県で唯一「日本ペストコントロール協会・優良事業所」に認定されたコクエイ消毒として現場で積み重ねてきた経験をもとにお伝えします。

害虫・害獣駆除で“点検が重要”と言われる理由―まずはここから理解する

　
点検は“ただ見て回るだけ”ではありません。
実際の現場では、築年数、材質、気密性、周囲の生態系など、建物ごとに被害の出方がまったく違います。

例えば同じシロアリでも、蟻道の高さや方向、木材の湿り具合によって被害の進行スピードは大きく変わりますし、ネズミであれば齧り跡の新旧やフンの形状で侵入時期や種類が読み取れます。
イタチやアライグマの場合は、足跡の間隔や屋根材の捲れ方を見れば、どこから侵入しているかほぼ特定できます。

つまり点検とは「原因・現在地・必要な対処範囲」を確定するための専門作業であり、これを誤ると、工事内容も費用も大きくズレてしまいます。

また、点検が無料か有料かは会社による方針の違いであり、料金そのものでは判断できません。
重要なのは、点検の目的が「売るため」ではなく「状態を正確に伝えるため」になっているかどうかです。

無料であっても親身に建物全体を丁寧に確認する会社もあれば、有料でも写真説明が少なく、判断根拠が曖昧な点検もあります。だからこそ「無料」だけで判断するのではなく、点検の質そのものに注目していただくことが大切になります。

“無料点検”でトラブルが起きやすいのはなぜか―業界構造を冷静に理解する

　
無料点検が危険なのではなく、“無料点検を利用した営業手法が悪用されることがある”というのが正しい理解です。
無料点検は、見込み客を増やすための仕組みとして多くの会社が取り入れていますが、その一部で「点検後に契約率を上げるための強い営業プレッシャー」が働くことがあります。

実際、「見てもらったら大変な状態と言われ、高額な工事を急いで契約するよう言われた」という相談は一定数あります。
後日、弊社に見積書をご持参いただき内容を確認したところ、被害は初期段階で、そこまで大規模な工事が必要ないケースもありました。

このような状況が発生する背景には、
・無料点検＝営業コストの回収は工事契約で行う
・契約率を上げるため、危険性を強調する説明になることがある
・顧客が専門知識を持たないため、違和感に気づきにくい
という業界特有の構造があります。

誤解しないでいただきたいのは、すべての無料点検が危険というわけではありません。
むしろ、無料点検を誠実に行う会社も非常に多いです。
問題は、「点検結果の説明に根拠があるか」「不安を必要以上に煽っていないか」という部分にあります。

では“正しい点検”は何が違うのか―プロの視点で見た具体的な流れ

　
正しい点検は、建物の外周から始まり、床下・屋根裏・室内の痕跡に至るまで、順序立てて確認していきます。そして「どこに・何が・どの程度あるか」を丁寧に説明します。
点検の途中で不安を煽るような発言を繰り返すことはありませんし、「今すぐ工事しないと危険です」と即断を迫ることもありません。

また、害獣の場合は「どの種類が、どこから侵入し、どんな痕跡を残しているか」を正確に判断できるかどうかが全てです。
ネズミのフンの乾燥具合や通行ルート、イタチやアライグマの侵入口の特徴は、長年現場を見てきたプロだからこそ読み取りが可能です。

正しい点検は、現場から読み取れる情報を丁寧に積み上げ、それをお客様にも理解できる形で提示します。

安心して業者を選ぶための基準―無料点検を見るとわかるポイント

　
業者選びで最も重要なのは、「説明内容の一貫性」です。
原因と結果、必要な対処、それに伴う費用が筋道立って説明されていれば、費用自体が高くても内容は信頼できます。
逆に、根拠が乏しいまま「大変だ」「危険だ」と強調する説明は注意が必要です。

また、見積書は項目が明確で、他社と比較できる形になっているかも大切です。
内容が曖昧では、何にいくら必要なのか判別できません。透明性のある見積は、良心的な業者の大きな特徴でもあります。

さらに、契約を急かすかどうかも重要な判断材料です。
本当に危険な状態であれば、それを冷静に説明し、写真で状態を示し、納得していただいたうえで対処方針を決めるのがプロの姿勢です。

時間を与えない契約は、顧客の利益を第一に考えた行動とは言えません。

コクエイ消毒が選ばれてきた理由―50年以上の歴史と、県内唯一の認定が示す信頼性

　
コクエイ消毒は創業から50年以上、大分県玖珠町を拠点に、大分全域から福岡県・熊本県まで幅広い現場で害虫駆除・害獣対策を行ってきました。
長い歴史の中で蓄積されてきた経験は、点検精度の高さに直結しています。現場経験が多いほど、初見で見極められるポイントが増え、判断に迷いがなくなります。

そして何よりの特徴は、大分県で唯一、「日本ペストコントロール協会・優良事業所」認定を受けていることです。
これは単なる称号ではありません。

専門技術、施工品質、事業運営の健全性、安全対策、社会的信頼性など、さまざま条件をクリアしなければ取得できない“害虫・害獣管理のプロフェッショナルとしての証明”です。

また、防除（出さない環境づくり）を重視する姿勢も、コクエイ消毒の大きな特徴です。駆除して終わりではなく、再発を防ぐための環境改善まで含めて提案するその一貫した理念が、50年という年月の間、地域の方々に支持され続けてきた理由のひとつです。

よくある質問（FAQ）

Q.無料点検と有料点検、どちらを選べばいいの？

　
どちらが良いということではなく、重要なのは「内容の質」と「説明の根拠」です。
無料でも丁寧な点検はありますし、有料でも内容が薄い点検もあります。判断は“説明の明瞭さ”で決めるのが正解です。

Q.見積もりは比較しても大丈夫ですか？

　
もちろん問題ありません。
むしろ比較することで、施工内容の妥当性が見えてきます。
コクエイ消毒でも他社見積もりを持ち込んでいただき、内容を解説することがあります。

Q.すぐ工事したほうがいいケースもありますか？

　
シロアリの活発な活動や、アライグマ・イタチなど大型害獣の侵入が続いている場合は、早めの対処が望ましいケースがあります。
ただし、状況説明と根拠が明確であることが前提です。

Q.他社の見積もりを見て判断してもらうことは可能？

　
はい、可能です。見積もりの内容が適切かどうか、過剰な工事が含まれていないか、専門家の立場から丁寧にご説明します。

Q.害虫・害獣の種類によって点検方法は違う？

　
大きく異なります。
シロアリは床下中心、ネズミは天井裏や配管周り、イタチやアライグマは屋根の繋ぎ目など、確認すべきポイントが変わります。

まずは“比較”でも“相談”でも大丈夫です。焦らず、正しい判断を。

　
害虫・害獣トラブルは、突然起こるものです。

だからこそ焦って即決してしまうと、本当に必要だった対策を見落とすこともあれば、不要な工事に大きな費用を払ってしまうこともあります。
この記事が、安心して業者を選ぶための参考になれば幸いです。


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ご相談・お問い合わせ

　
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0973-72-5115
（コクエイ消毒有限会社：営業時間：平日9時～17時）