冬に始めるゴキブリ・シロアリ予防｜家庭・店舗が今やるべきチェックリスト

　
「冬は害虫がいないから安心」

そう思われる方は多いのですが、実は冬こそゴキブリ・シロアリ対策のチャンスです。

ゴキブリは寒さを避けて“暖かい場所”に集中し、シロアリは活動が落ち着き、床下や基礎部分の点検がしやすくなります。

つまり、冬は潜む場所を特定しやすく、春の大量発生を防ぐ準備ができる季節なのです。

この記事では

　・一般のご家庭

　・飲食店を含む店舗オーナー様

向けに、「冬にやっておくべきゴキブリ・シロアリ対策」をわかりやすく解説します。

なぜ冬こそゴキブリ・シロアリ対策が有効なのか

ゴキブリは“暖かい場所に集まり、見つけやすい”

　
ゴキブリは気温が低いと動きが鈍くなり

　・冷蔵庫の裏

　・シンク下

　・給湯器周り

など、限られた温かい場所に集まりやすくなります。

そのため、春よりも潜む場所が特定しやすく、ピンポイントの対策が可能です。

シロアリは冬でも活動しているが、点検しやすい

　
シロアリは冬でも巣（コロニー）内部で活動しています。
ただし移動は控えめになるため

　・床下構造

　・基礎の木部

　・水回りの柱周辺

など、被害状況の確認・対策がしやすい季節といえます。

特に春は羽アリが発生する時期で、その前に点検を済ませておくと被害拡大を防ぎやすくなります。

春の大量発生を防ぐ“前処理”になる

　
春先にゴキブリが急増したり、羽アリが出たりするケースの多くは「冬に対策しなかったこと」が原因です。

冬のうちに

　・潜伏場所の除去

　・餌となる食品管理

　・水分・湿気対策

　・シロアリの床下点検

を行うことで、春のリスクを大きく下げることができます。

冬のゴキブリ対策｜家庭・店舗が今すぐ取り組めること

潜む場所のチェックリスト

　
家庭・店舗共通で、冬にゴキブリが潜みやすい場所は以下の通りです。

　・冷蔵庫・製氷機の裏（飲食店は特に要注意）

　・シンク下・排水周り

　・電子レンジ・給湯器周辺

　・調味料の収納棚

　・段ボールの隙間

重点的に清掃・整理することで、多くの潜伏を防げます。

水分管理を見直す（特に店舗は重要）

　
ゴキブリは水分がないと生きられません。

　・シンクの拭き上げ

　・床の水気を残さない

　・排水トラップの乾燥防止

は冬こそ徹底しておきたいポイントです。

店舗の場合、閉店後の「水気ゼロ」を習慣化すると発生率が大きく下がります。

食材・調味料の管理

　
　・紙パック調味料を放置しない

　・開封した粉物は密閉容器へ

　・段ボールはその日のうちに処分

食品の管理が甘いと冬でもゴキブリが定着します。

冬のシロアリ対策｜春の羽アリを防ぐための大切な準備

床下・基礎の点検がしやすい季節

　
冬はシロアリの移動が控えめになり、床下の湿気状態や木材の傷みを把握しやすい時期です。

　・木材の含水率

　・給湯器や水道配管の結露

　・白蟻道（蟻道）の有無

などを確認することで、春の羽アリ発生を未然に防ぐことができます。

冬でも油断できないシロアリの生態

　
「冬はシロアリが完全に休む」というわけではありません。

室内の暖房・床下の湿気環境によっては、木材への食害が続くこともあります。

そのため、冬の“今”点検しておくことが家屋を守る近道です。

春の羽アリを出さないために必要なこと

　
羽アリが確認された場合、すでに巣が大きくなっている可能性があります。

冬の段階で

　・床下の状態確認

　・蟻道の有無

　・木部の含水率測定

　・必要に応じた防除計画

を行うことで、春の羽アリ発生を大幅に減らせます。

家庭・店舗で共通して取り組める「冬のチェックリスト」

湿気対策

　
　・換気扇の掃除

　・収納内部の除湿

　・調理室の湿気管理

シロアリ・ゴキブリ両方の予防効果があります。

荷物の置き方を改善

　
段ボールは害虫が好むため、

　・床に直置きしない

　・重ねすぎない

　・不要なものは処分

がポイントです。

定期的な見回り

　
月1回の「冬の定期点検習慣」が効果的です。

小さな変化に気づければ、被害が進む前に対応できます。

コクエイ消毒有限会社が行う冬の調査内容

経験に基づいた調査

　
当社では、大分県玖珠町を拠点に九州エリア（大分・福岡・熊本・佐賀）で害虫や害獣の点検・駆除を行っています。

冬は活動範囲が絞られるため、効率よく現状把握ができる季節です。

　・被害箇所の説明

　・予防のための改善提案

　・必要に応じた防除計画の立案

「駆除」だけでなく「出ない環境づくり」を重視しています。