6〜7月に羽アリが出たら|大分のイエシロアリ群飛を見極める
大分で6月から7月に羽アリが出たなら、ヤマトシロアリではなくイエシロアリの可能性を考えてください。同じシロアリでも、群れて飛び立つ(群飛する)時期と時間帯が種類で違います。ヤマトシロアリは4〜5月の昼間、イエシロアリは6〜7月の夕方から夜。つまり、この時期に夜、羽アリが出たなら、加害の進みが速いイエシロアリかもしれない、というのが見極めの出発点です。
「もう5月を過ぎたから羽アリは終わり」と考えるのは早計です。むしろ6〜7月の羽アリのほうが、家にとっては注意が必要な場合があります。
6〜7月の羽アリはイエシロアリの可能性
シロアリの羽アリは、新しい巣を作るために、決まった時期にいっせいに飛び立ちます。日本の住宅を加害する主なシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種です。
ヤマトシロアリの羽アリは、4月から5月の昼間に多く出ます。これに対してイエシロアリの羽アリは、6月から7月の蒸し暑い日の夕方から夜にかけて飛び立ちます。ですから、6〜7月の夜に羽アリを見たなら、イエシロアリを疑う根拠になります。
イエシロアリが気をつけたい相手なのは、巣の規模と加害の速さです。一つの巣で数十万匹から100万匹以上に達することがあり、木材を食べる勢いがヤマトシロアリより激しいとされています。乾いた木材にも自分で水を運んで湿らせながら食べ進むため、被害が家全体に及ぶこともあります。
なお、イエシロアリは神奈川県より西の海沿いの温暖な地域や南西諸島に分布し、九州を含む西日本で活発に活動することが知られています。これは種としての分布の話で、特定の家に必ずいるという意味ではありません。
昼か夜かで種を見分ける
羽アリを見たとき、まず手がかりになるのが「いつ飛んだか」です。
- 4〜5月の昼間に出た → ヤマトシロアリの可能性
- 6〜7月の夕方〜夜に出た → イエシロアリの可能性
見た目でも、ある程度の見当はつきます。ヤマトシロアリの羽アリは黒っぽい色をしているのに対し、イエシロアリの羽アリは全体に茶褐色(明るい茶色)をしています。
もう一つの特徴が、光への集まり方です。イエシロアリの羽アリは光に強く引き寄せられ、街灯や家の明かり、窓の照明に群がる傾向があります。夜に窓へどっと羽アリが集まってきたなら、イエシロアリの群飛を疑う材料になります。
ただし、羽アリにはシロアリではなくクロアリのものもあります。胴のくびれがはっきりしていて腰が細く見えるのはクロアリ、寸胴で腰のくびれがないのはシロアリ、という見分け方も覚えておくと役立ちます。
出た場所でわかること
羽アリがどこから出てきたかは、巣の手がかりになります。
家の中から出てきた場合、たとえば床と壁の境目、和室の畳のへり、柱の継ぎ目、窓のサッシまわりなどから次々に出てくるなら、家の構造材の近くに巣がある可能性があります。これは見過ごせないサインです。
一方、窓の外から飛んできて窓ガラスに集まっているだけなら、別の場所から飛んできた群飛が、光に引かれて寄ってきただけのこともあります。とはいえ、近所の地中や庭木、切り株などに巣があるサインの場合もあるため、油断はできません。
羽アリ本体だけでなく、抜け落ちた羽がたくさん落ちていないかも見てください。シロアリの羽アリは飛んだ後すぐに羽を落とす習性があり、同じ大きさの羽が一か所にまとまって落ちているのは、その近くで群飛があった証拠です。
点検すべきかの判断
次のような場合は、点検を考えたほうがよい状況です。
- 家の中から羽アリが出てきた
- 同じ大きさの羽が室内に大量に落ちている
- 床がきしむ、沈む、柱を叩くと空洞のような音がするなど、ほかのサインも重なっている
- 毎年この時期に羽アリを見る
イエシロアリは加害が速いため、サインに気づいたら早めに調べることが、被害を小さく抑える鍵になります。
コクエイ消毒には、蟻害・腐朽検査士の資格を持つスタッフがいます。床下に入って、羽アリがシロアリのものか、どの種か、どこまで被害が及んでいるかをその場で確かめます。種類によって巣の作り方も対策も変わるため、見極めたうえで、その家に合った方法を提案します。対応エリアは大分県全域と、福岡県・佐賀県・熊本県の一部です。
羽アリは、家からの早めのサインです。気になることがあれば、被害が広がる前に相談してください。
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