夜に部屋へ虫が集まるのはなぜ?光に寄る虫の対策
夜になると窓や照明に虫が集まってくるのは、虫が光を頼りに飛ぶ性質を持っているからです。対策の方向はシンプルで、虫を引き寄せる光を「外に漏らさない」「虫が反応しにくい光に変える」「窓まわりの隙間を断つ」の3つに絞れます。殺虫剤で1匹ずつ追いかけるより、集めない環境をつくるほうがずっと楽になります。
なぜ光に集まるのか、その仕組みから見ていくと対策の理由がわかります。
虫が光に集まる理由
多くの夜行性の虫には、光のある方向へ進もうとする性質があります。これを走光性といいます。蛾やカメムシ、ユスリカ、小さな羽虫などがこの性質を持っています。
虫が光に反応するのは、光に含まれる紫外線が大きく関わっているとされています。紫外線は人の目には見えませんが、多くの虫の目には見えています。虫はこの紫外線を手がかりに飛んでいるため、紫外線を多く出す光ほど集まりやすくなります。
なぜ光に向かって飛ぶのかについては、もともと夜の虫は遠くにある月の光を頼りに飛んでいた、という説が知られています。月のような遠い光は平行に届くため、それを基準にまっすぐ飛べます。ところが近くにある人工の照明では光が放射状に広がるため、虫が方向を取り違えて照明のまわりをぐるぐる飛んでしまう、と考えられています。近年は「光の方向を上だと勘違いしている」とする研究も出ており、詳しい仕組みは今も研究が進んでいます。
仕組みの細部はともかく、対策に必要な結論ははっきりしています。紫外線の多い光ほど虫を引き寄せる、ということです。
集まりやすい光と時間帯
虫が特に集まりやすいのは、日が落ちてから夜半までです。あたりが暗くなり、家の照明だけが明るく目立つ時間帯に集中します。
光の種類によっても差が出ます。紫外線を多く含む蛍光灯や水銀灯は虫を引き寄せやすい光です。一方で、LED照明は紫外線をほとんど出さないため、同じ明るさでも虫が寄りにくいとされています。玄関灯や軒下の照明を昔ながらの蛍光灯のまま使っている家は、その明かりが虫の集合場所になっていることがあります。
白っぽい光より、オレンジがかった暖色の光のほうが虫は反応しにくい傾向があります。屋外の照明を選ぶときの目安になります。
照明と窓でできる対策
集めない工夫は、光と窓の両面から進めます。
- 屋外や玄関の照明をLEDに替える。紫外線が少なく、虫が寄りにくくなります
- 玄関灯は暖色系を選ぶ。白色より虫の反応が鈍くなります
- 部屋の照明をつけたまま窓を開けない。室内の光が外へ漏れると、その窓が集合場所になります
- 夜はカーテンやブラインドを閉め、光を外に漏らさない
- 人がいるときだけ点灯する。屋外灯を人感センサー式にすると点灯時間が減ります
- 玄関から少し離れた位置に別の明かりを置き、虫をそちらへ誘導する手もあります
窓まわりの隙間も見直してください。網戸とサッシの間にすき間があると、光に寄ってきた小さな虫はそこから入り込みます。網戸の破れ、サッシの閉まり具合、網戸とガラス窓の重なり部分を確認しておきましょう。
入ってしまった虫の処理
それでも室内に入ってしまった虫は、種類で扱いを分けると安全です。
蛾やユスリカのような無害な虫は、無理につぶさず、窓を開けて外へ追い出すか、掃除機で吸い取るのが手早い方法です。カメムシは刺激すると臭いを出すので、つぶさずにそっと紙やペットボトルで外へ出してください。
問題は、集まってくる虫を狙って別の虫が寄ってくる場合です。光に集まる小さな虫はクモやヤモリのエサになり、さらにムカデのような肉食の虫を呼び込むこともあります。窓辺に虫が増える状態が続くと、それを追って屋内に入ってくる虫の種類が増えていきます。光対策は、こうした連鎖を断つ意味でも効きます。
虫の量が多くて手に負えない、毎晩同じ場所に大量に集まる、室内に入ってくる虫の種類が増えてきたといったときは、発生源そのものが近くにある可能性があります。コクエイ消毒は、目の前の虫を追い払って終わりにするのではなく、なぜそこに集まるのかという発生源と侵入経路までさかのぼって対策する考え方で施工しています。光に集まる虫の背後に別の害虫が隠れていることも少なくありません。対応は大分県を中心に、福岡県・佐賀県・熊本県の一部まで行っています。
夏は虫の活動が一年で最も盛んになる季節です。光と窓の対策は今のうちに整えておくと、夜の窓辺がずいぶん静かになります。
ご相談・お問い合わせ
お急ぎの害虫・害獣トラブル、まずは気軽にご相談ください。
写真を送っていただくだけで簡易見積もりも可能です。
☎️お電話でのお問い合わせはこちら
0973-72-5115
📩メールでのお問い合わせはこちら

