ヤスデが大量発生する梅雨時期の対策と侵入防止
ヤスデは梅雨の時期に大量発生する害虫です。雨が続いた翌日に玄関先や庭で大量に這う姿が見られます。大分県を含む九州エリアでは6月から発生のピークを迎え、家の中に侵入されないための対策が必要になります。ムカデと見た目が似ていますが、毒はなく人を噛むこともありません。それでも気持ち悪さや異臭のため、駆除と侵入防止が重要です。
ヤスデが増えるのは6月から
ヤスデは普段、土の中や落ち葉の下で生活しています。梅雨で雨が続くと土の中の酸素が減るため、地表に逃げ出してきます。これが「大量発生」の正体です。
- 主な発生時期:5月後半〜7月(梅雨期間)
- 大量発生の引き金:長雨、湿気の急上昇
- 発生場所:家の周囲、玄関先、庭、ベランダ
- 1日に数十匹〜数百匹現れることもある
雨が止んで地面が乾けば自然に減りますが、その間は家に侵入されないよう対策が必要です。
ムカデとの違い
ヤスデとムカデは見た目が似ていますが、特徴と危険度がはっきり違います。
ヤスデ
- 体長:2〜5cm程度
- 脚:1節に2対(4本)、短い
- 体型:丸い断面、ずんぐり
- 動き:ゆっくり、刺激で丸まる
- 毒:なし
- 噛む:噛まない
- 危険度:低い(無害)
ムカデ
- 体長:5〜15cm程度
- 脚:1節に1対(2本)、長い
- 体型:平たい断面、細長い
- 動き:素早い
- 毒:あり
- 噛む:噛む
- 危険度:高い(噛まれると痛い)
ヤスデは見た目が気持ち悪いだけで、無理に触らない限り危険はありません。
ヤスデが家に侵入する経路
ヤスデは小さな隙間から家に侵入してきます。
- 玄関ドアの下の隙間
- サッシの隙間
- 換気口・通気口
- 床下の通気口
- 配管の貫通部
- 基礎と外壁の隙間
特に基礎部分の小さな隙間から床下に入り、室内まで上がってくるパターンが多いです。
侵入を防ぐ家の周りの対策
ヤスデの侵入を防ぐには、家の周りの環境改善が効果的です。
- 落ち葉・腐葉土・古い木材を片付ける
- 雑草を刈り取って風通しを良くする
- 家の周りに薬剤の粒剤を散布(外周対策)
- 玄関先・ベランダに防虫スプレーを噴霧
- 排水溝周辺を清掃する
- 植木鉢を地面から少し浮かせる
ヤスデは湿った落ち葉が大好きなので、家の周りを乾燥させることが最大の予防策です。
室内侵入を防ぐ対策
家の外周対策と並行して、室内への侵入経路も塞ぎましょう。
- 玄関ドア下に隙間テープを貼る
- サッシの隙間を補修する
- 換気口・通気口に網を取り付ける
- 床下換気口の網が破れていないか確認
- 配管周りの隙間をパテで埋める
外壁と基礎の隙間からの侵入は気づきにくいので、家の周りを1周点検する機会を作ってください。
大量発生したときの駆除方法
すでに大量発生してしまった場合の対処法です。
- ほうきとちりとりで集めて処分(素手で触らない)
- ヤスデ用の殺虫剤を散布
- 熱湯をかける(屋外のみ)
- 掃除機で吸う(その後すぐに袋を捨てる)
ヤスデは刺激を受けると刺激臭のある体液を出すことがあるので、潰すのは避けてください。集めて密閉袋に入れて処分するのが衛生的です。
室内に入ってきたヤスデへの対処
家の中で見つけた場合は、無理に潰さず以下の手順で処分してください。
- ティッシュやガムテープでくるんで捨てる
- ほうきで掃き出してから屋外で処分
- 殺虫スプレーをかけて死亡を確認後に処分
死骸を放置すると別の害虫を呼び寄せる原因になるので、見つけたらすぐに処分してください。
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