ベランダに小さい蜂の巣ができた。自分で取れる?
ベランダの軒下や室外機の裏に、小さな蜂の巣を見つけた。結論から言うと、巣が5cm以下でスズメバチ以外なら、自分で除去できる可能性がある。ただし種類の見極めを間違えると刺されるリスクがある。判断の手順を順番に説明する。
巣の大きさをまず測る
蜂の巣は作り始めから数日で急速に大きくなる。まず定規やスマホを巣の近くにかざして、巣の直径をざっくり測る。このとき巣に振動を与えないこと。蜂は振動に敏感で、揺らすと一斉に警戒態勢に入る。
目安はこうなる。
- 3cm以下:女王蜂が1匹で作り始めた初期段階。働き蜂はまだいない
- 3〜5cm:働き蜂が数匹〜10匹程度。巣の穴が増えてきた状態
- 5cm以上:働き蜂が10匹を超えている可能性が高い。自力での除去はすすめない
巣のサイズが5cmを超えていたら、この先を読む前に業者に連絡したほうがいい。蜂の数が増えるほど攻撃性が上がり、素人の装備では対処しきれない。
5cm以下なら自分で取れる場合がある
5cm以下の巣を自分で取る場合、以下の手順で行う。
- 作業は日没後から早朝にかけて行う。蜂は暗くなると巣に戻り、活動が鈍くなる
- 長袖・長ズボン・手袋・帽子を着用し、肌の露出をゼロにする
- 蜂用の殺虫スプレー(ピレスロイド系)を2〜3m離れた位置から巣に向けて10秒以上噴射する
- 蜂が落ちて動かなくなったら、巣をヘラや棒で落とす
- 落とした巣はビニール袋に入れて口を縛り、燃えるゴミとして処分する
殺虫スプレーは風上から噴射すること。風下に立つと薬剤が自分にかかる。また、ベランダが高層階の場合は足場が不安定になりやすい。無理な体勢での作業は落下事故に直結する。
蜂の種類を確認してからにする
自力で取れるかどうかは、巣の大きさだけでは判断できない。蜂の種類によって危険度がまったく違う。
ベランダに巣を作りやすい蜂は主に3種類いる。
- アシナガバチ:巣はシャワーヘッドのような形でむき出し。比較的おとなしく、こちらから刺激しなければ刺してこない。小さいうちなら自力除去の対象になる
- ミツバチ:巣は板状で、大量の蜂が密集する。攻撃性は低いが、巣が大きくなると蜂の数が数千匹になる。小さくても業者に相談したほうがいい
- スズメバチ:巣はマーブル模様の球体、または初期はとっくり型。攻撃性が極めて高い。サイズに関係なく自力で取ってはいけない
見分けがつかないときはスマホで巣と蜂の写真を撮って、業者に送るのが確実な方法だ。
スズメバチの巣だった場合は触らない
スズメバチの巣は、初期段階でもとっくりを逆さにしたような特徴的な形をしている。女王蜂1匹の段階でも、スズメバチの毒は強い。アナフィラキシーショックを起こせば命に関わる。
スズメバチの巣を見つけたら、やるべきことは3つだけ。
- 巣から静かに離れる。走ったり手で払ったりしない
- ベランダの窓を閉め、洗濯物の出し入れを一時中断する
- 駆除業者に連絡する
自治体によってはスズメバチの巣の駆除に補助金が出る場合がある。住んでいる市区町村の窓口に確認するといい。
取った後の再営巣対策
蜂の巣を取っても、同じ場所にまた巣を作られることは珍しくない。蜂は巣があった場所にフェロモンを残しており、そのにおいに引き寄せられて戻ってくる。
再営巣を防ぐために以下を実施する。
- 巣を取った箇所をアルコールや中性洗剤でしっかり拭き取る。フェロモンの痕跡を消すためだ
- 蜂用の忌避スプレーを巣があった場所とその周辺に吹きかける。効果は約2週間なので定期的に繰り返す
- 木酢液を薄めてスプレーボトルに入れ、ベランダの柱や手すりに吹きかけておく方法もある
それでもまた巣を作られるなら、ベランダの構造上、蜂にとって好条件の場所になっている可能性が高い。軒下の隙間をパテで埋める、防虫ネットを張るといった物理的な対策が必要になる。
コクエイ消毒は伸縮式エアゾールノズルを使い、6m先の高所の巣も地上から安全に駆除できる。自分で手が届かない場所や、スズメバチの巣を見つけた場合は相談してほしい。大分県・福岡県・熊本県・佐賀県で対応している。
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